【懐旧】雨宮天 EP「ノンシナリオ・エチュード / 雨宮天作品集2-Theory-」 発売記念リリースイベント アニメイト回


こちらは2026年6月20日に、animate hall BLACK (アニメイト池袋本店 北館9F)で行われた『雨宮天 EP「ノンシナリオ・エチュード / 雨宮天作品集2-Theory-」 発売記念リリースイベント アニメイト回』への懐旧譚。


文章が容易に冗長になるので、先に「ありがとうございました」の気持ちをば。

 

6月20日、あ、日付回ってるな、21日深夜にこの文章を書き始めていて。

 

そんな今日は「ノンシナリオ・エチュード/雨宮天作品集2-Theory-」のリリースキャンペーン施策の最終日でした。

 

このEPが発売されたのが5月27日ですから、発売前のCPから含めると実に1ヶ月以上に渡って様々な施策が展開されていましたよね。

 

同時視聴会やオンライン配信やオンラインリリイベ等はブログに残していないので、今回と次回のリリイベ記事に少しずつ含めながらになるかと思うんですけれど、いま挙げたように、本当に、このEP発売に際して様々な施策が、この長い期間の間で実施されていました。

 

なんだろうな、こう。

 

本当に「お祭り」みたいだったなあと思っています。

リリース施策が盛りだくさんで、とても楽しいお祭りでした!

 

その中で新しい取り組みが多くあったり、アンケートが復活したりと、スタッフさん方の企画もその「お祭り」を僕らが楽しい思い出になるようにと、気概良く尽力してくださっていたなあって勝手に感じられていて。

 

詳細は後続の別の会の記事で書きますが、雨宮さんのトーク背後で流すBGMの加減や切り替え、「いまは周回させるべきだな」という判断もトークの展開にあわせてきめ細やかで。そういう所も、なんか今回は印象的だったりしたんですよね。

 

だから、なんだろうな。

雨宮さんももちろんなんだけれど、今回のリリイベキャンペーンの施策は、そういうスタッフさんたちも、そして僕らも含めて、すごく一体となって一緒に楽しめたお祭りだったなあと思いました。

 

なんか、いつもリリイベ系のキャンペーンってあたたかくて大好きなんだけれど、今回のそれは、凄くあたたかさと美しさを帯びていて、5曲を短期間で作詞作曲して歌唱まで行って作り切るっていう労を収めた人を大変にねぎらうもので、素敵だったな。

 

これから一緒に重ねていく時間がもっともっと楽しみになる1ヶ月余りのお祭りでした!

様々な形で楽しませて頂きありがとうございましたー!

 

----

以下、本文


小雨が降りしきるなか、傘と傘の合間を縫って会場ビルへ。

 

イベントフロアに続く階段に張り出された強ビジュアルのポスター、ポスター、ポスター。

 

このポスターとても好きなんですが、どこかジョジョっぽさがあるなとも思っていて、これだけたくさん囲うように貼り出されると、分身したスタンド使いに包囲されているように感じられました。

「TOXIC♡」も強そうだけれど、「ノンシナリオ・エチュード」も結構強いスタンド技っぽいです。

 

そんなことを階段で出会した知人と話しながら身分照介をしてもらい入場。

 

座席の上には、アンケート用紙が置かれていましたね。

アンケートがあったの、すーーーーーーーーーーーーっげぇ嬉しかった!!

 

最後にアンケートがあったソロリリイベっていつだ...?

コロナ前だから、「Regeneration」かな、ぴえっ...。

 

アンケート、いいですよね。

より天ちゃんとお喋りを楽しむことができるし、こちらのことを天ちゃんに知ってもらえたり、他の人たちを知ってもらうキッカケになったり、聴きたい質問をダイレクトに尋ねられるかもしれなくて。

 

こちら目線は良いことだらけなので、ぜひ今後もいろいろ検討しながら、実現できそうなら継続してほしいなあ。

 

そんな今回のアンケートはこちら。

ペタリ。

 

「愛を表現するなら、どんなことをしますか」か、難しいなあ...となりました(笑)

 

普段いろいろやってることがそのつもりだし、あとはまあ、んー、後ほど触れるとしましょう。

 


定刻となり、上手から雨宮天さんが登壇しご挨拶。

 

《雨宮》

みなさん、こんにちはー!ありがとうございます、元気そうで安心しましたー。今日はですね、「ノンシナリオ・エチュード / 雨宮天作品集2-Theory-」のリリースイベントにようこそお越しくださいましたー、雨宮天でーす。

まずは、あの、本日も雨を降らしてしまいすみませんでした(笑)なんですがね、楽しくやっていきたいなと思います!

 

初っ端、雨を降らせてしまったことを謝罪されていましたね。

梅雨だからね、仕方ないんやで。

 

《雨宮》

まずは「どうでもいい話」からしようかな。ちょっと緊張しちゃうんでね。せっかくみなさんにも会えましたし。すごい青いTシャツやら青い服やら、私とお揃い、その服(笑)

 

とコミュニケーションを図りつつ、雨宮さんがお話しされ始めたのは、直前に召し上がった「ピザまん」のお話へ。

 

《雨宮》

「ピザまんってさ、もしかして冬季限定じゃなかったっけ?」みたいな話になって。私、すごいピザまん食べたかったからさ(笑)「もし買えなかったらどうしよ」なんて思っていたんだけれど、年中売っている感じなんですね。

 

確かに、ピザまんっていうか「〜まん」って秋冬のイメージがあるな。

夏にあんまり食べないからかもしれない。

 

メーカー側にはデータとして出ているんだろうか、夏場は消費が落ちるとか。

 

《雨宮》

久しぶりにピザまんを食べると、すっごいピザまんって美味しくて(笑) すごいと思いません?ちゃんとチーズが伸びて、1個でめちゃくちゃ満足度があるなって思うんですけれど。1個食べると、しばらくそれを食べたくなっちゃうので、暑くなっていくと思うけれど、これからもピザまんがあると思うと安心です。なんの話、これ(笑) 曲の話行きましょうか。

 

これ、すごくわかるなあ。

ピザまんって、コンビニのホットスナックで見かけると急にとてつもなく食欲をそそってくる所があって、おまけに、いざ一度食べると、つい翌日も、翌日も買ってしまう。

 

なんか、肉まんやあんまんとかカレーまんに比べて、明らかに満足度のコスパが高いんだよな。

      

葉っぱ1枚あればいいと平成の時代に男たちは語ったが、令和のいま、我々に必要なのはピザまん1個に違いない。


■Pick up from Tehory

白いBOXの中には、今回のEPに収録された各楽曲たちのタイトル印字された紙が収められている。

BOXから引き当てたその楽曲について語るコーナー。

 

《雨宮》

緊張しているんだよね(笑) トラセとか作品のイベントはあったけれど、あんまり個人で人前に立つってことが最近なかったもんで。どんなもんだったかなーって緊張なんですが。

 

とソワソワ、テレテレな雨宮さん。

 

ソロの登壇だと、去年の8月10日「LAWSON presents 雨宮天 アーティストデビュー 10th Anniversary Event 10くすGiving!!」以来になるのかな。

以降は本当に、どなたかとご一緒の出演が継続されてましたものね。

 

そんな雨宮さんが引き出したのは「TOXIC♡」。


《雨宮》

実は今日のこの格好「TOXIC♡」イメージなんですよ。

なんとなく「TOXIC♡」寄りの感じが今までの衣装と差も出るかなって思って、それで、私、Chat GPTに歌詞を送って、「この歌詞から想像される衣装を出して」って、それを参考に買い物に行こうかなって思っていたんですよね。そしたら、Chat GPTが出してきた答えが「SM女王様」みたいな感じで(笑) 酷いでしょ!だから、「ごめん、却下」って言って(笑)さすがにね、それにはしなかったんですけれど。そんなことがあったのを今ふと思い出しました。

 

「SM女王様」ってフレーズが出てきたの、会場爆笑でしたね。

でも、細かいニュアンスを詰めたり、歌詞には表出していない情報を教え込まずにこの歌詞のみを読ませたら、Chat GPTがその出力をしてしまうのもなんだか、分かる気がする。

  

《雨宮》

なんかさ、結構さ、意外にもっていうか「TOXIC♡」好きな人が多くて。私、結構この「TOXIC♡」をEPに入れたのって挑戦だったっていうか、「たぶん、みんな好きじゃないだろうな」って思って入れたというか。だってさ、なんていうの?ちょっとだいぶ攻めた感じだし、だいぶ激しい女ですよね?だから、「出して、これみんなどう思うんだろう?」って思っていたんだけれど。

 

と、「TOXIC♡」への反応が予想外だったことを明かされた雨宮さん。

いえいえ、みんな大好きですよ、これは。

 

SM的な意味ではないです。

 

《雨宮》

でも、メールとかお手紙とか感想をいただくと、「TOXIC♡」1番好きですみたいな人が結構いて。共感してくれているのか、さっきの踏まれたい系なのか(笑)

 

SM的な意味ではないです。

 

続けて、

 

《雨宮》

私さ、インタビューでも言ったんだけれど、「TOXIC♡」って、私がもしマッチングアプリを始めたとしたら「マッチングアプリの歌詞をプロフィールに載せます」って答えているくらい、だいぶこう、私の価値観をより濃く煮詰めたような曲だったんですけれど。だから私もだいぶ「危険な女」かなって思うんですけれど(笑)

 

と笑い飛ばす雨宮さん。

 

プロフィール欄にこんな苛烈な言葉たちが並んでいたら、もうこの女のことしか考えられんくなってしまう気がする。

 

気になって仕方がなさすぎる。


 そんな「TOXIC♡」について、作曲段階での音源が公開されることに。

まず自身の作曲のプロセスを

 

(0)思いついた鼻歌をボイスメモに録音する

 

(1)思いついたメロを聴きながら、和音を当てて1回キーボードで曲を作る

 

(2)リズムやテンポ感がわかるように、音楽ソフトに打ち込み入れる

 

(3)サウンドプロデューサーの角田さんに楽曲のデータと、仮歌詞などの情報をお渡しして、アレンジャーさんにアレンジしてもらう

 

と説明する雨宮さん。

 

《雨宮》

この間にオンラインリリースイベントをやったときに、第1フェーズを私がピアノでじゃんじゃんと弾くフェーズだとして、第2フェーズがソフトに私が打ち込んで綺麗になった状態だとすると、この第2フェーズを公開したというか、流したんですよ。オンラインリリイベで。そしたら、すごい好評で。

 

そう、16日に行われたそのオンラインのリリースイベントで作曲時の音源として公開されたのが「白線」(第2フェーズ)、そして「Heart Note」(第1フェーズ)でした。

 

個別で感想ブログを書いてないから、ここに記憶を残しておこうかな。

 

「白線」はソフトに打ち込んでリズムやテンポが成型された音源でしたが、すでに「白線」たらしめているメロディでビックリしたのと、雨宮さん時点でもうそこまで枠組が出来上がっているんだって感心したのでした。

 

アレンジャーへの提出用に、主線律をわかりやすくするためにピアニカっぽい音色が採用されていて、音色を聴いているとガラケーの着メロっぽさがあって、可愛かったなあ。着メロ、配信してください。

 

一方で「Heart Note」の方は第1フェーズ、雨宮さんが演奏するキーボードの音源。

 

雨宮さん曰く、「Aメロが出来てすぐに録った」とのことで、Aメロだけの第1フェーズの音源が公開されました。

 

出来上りと比べるとまだ音数も多く、メロも異なっていましたね。なんだか、昼下がりのカフェで流れてそうな音色。

 

雨宮さんの爪の音が効いた打鍵音が入っているのがとてもリアルでした。

 

雨宮さん自身、 こちらの感想を伺いながら「音数がまだ多かったと思うけど、ここから自分で歌ってみたりして、『音数多くてブレスができないな』、『もうちょっとゆったり聞かせたいから引こうとか』やったりしてテンポを決めていく」ともお話されていましたね。

 

モチーフである松田聖子さんの「SWEET MEMORIES」を想起させる、優しい音色。

仮タイトルは「シュガーダイアリー」だったとか。

 

そんな風に、オンラインリリースイベントは貴重音源の公開もあって我々も歓喜で湧いてたんですけれど。

 

《雨宮》

それを見たスタッフさんが、「今日も流しましょう」って(笑)

 

くしゃっとした顔でめっちゃ恥ずかしそうにしてる雨宮さん。

 

《雨宮》

待って、先に言わせて!ちがうの!あの、すごい、なんていうの、アホっぽい音なのね!...もういいや、聴いてもらおう。なんと、今回スピーカーから流れるっていう(笑)オンラインリリイベでは私のスマホから直接流していたんです。でも、「この会場はもうスピーカーで流すしかない」って言われて(笑)

 

よりにもよってスピーカー。

 

《雨宮》

ちょっと恥ずかしいんですけれど、1分くらい「TOXIC♡」のフェーズ2を、スーッ、聴いていただければなって、思います…。では、お願いします。

 

スピーカーから流される「TOXIC♡」。

視線を下に向けて、とても恥ずかしそうにしている雨宮さん。

 

ピアニカ風のピコピコ音が、荒野をさすらう系のRPGで使われてそうなBGM感あって、癖になる趣深さがあったなあ。

 

《雨宮》

恥ずかしー!(笑)なんかね、鍵盤ハーモニカみたいな音でね、メインメロをやって。っていうのも、「これがメインメロだよ」っていうのが分かりやすいような音色を使っていて。それまでが私が作って、正直言うと、あとはアレンジャーさん頼みなんですけれど。

この曲ってサビで転調しているんですね。AメロとBメロがあって、サビでバーンって転調しているんですけれど、今聴いていただいている「フェーズ2」だと、まだ転調が決まっていなかったりして。キーとかもこのあと歌って決めていくっていう段階なので。

こんな感じで作っていきます。ちがうんだよ、私は「イヤだ」って言ったの(笑)こんなにさ、「最初の方の全然完成していないものをみんなに聴いてもらうなんて恥ずかしい」って言ったんだけれど、「こんなことをできるのは作品集だけ。自分で全部作ってる作品集だけ」って言われてやることになったので、致し方なくです!以上、Pick up from Theoryでした!

 

照れ照れしながら、ここからアレンジが加わって曲が完成していくことを解説する雨宮さん。

 

これは勝手な邪推だけれど、スタッフさん方もきっと「雨宮さんの物づくり」にリスペクトがあって、音源を聴いた僕らの好反応を「生み出した人」である雨宮さんに受け取ってほしかったから、そういう提案をしてくれたのかなあとも、勝手に思っては心があたたかくなってるんだけれど。オタクはね、寒い土地でも勝手に心をあたたかくして暮らしているの。

 

んー(サイレン)

 

今回のリリースイベントは、ご厚意で雨宮さん自身が作詞・作曲された各楽曲の制作工程各段階の貴重音源を聴かせてくれたわけですけど。

それが凄く、嬉しかったですし、受け取っていて凄く楽しかったんですよね。

 

雨宮さんがピアノで和音付けたフェーズのものや、ソフトに打ち込んでリズムやテンポが整形されたフェーズとか。

 

そこまで作ってるの凄いなあっていうのはもちろん、出来上がった曲とその音源を引き算してみると、「アレンジャーさんってスゲェな!!」って心底感動したんですよね。

 

曲もイメージを受け取ったアレンジャーさんが、そこからあんなに世界観ゴリゴリの曲たちへ昇華させてるのかと思うと、雨宮さんの言葉をお借りするけれど「これは本当に大明神だなあ…!」と震えるばかりです。

正直、作曲と編曲の違いってあんまり説明できるほど分かってなかったんだけれど、0から1を生み出す大変さ、1を50にも90にもしていく凄みを肌で感じれて、本当に貴重でありがたい経験でした。

 

「TOXIC♡」のアレンジ、凄く好きなんだよな...。

 

イントロからもう、こういうのなんていうんだろ、紙が火に焼かれていく感じのチリチリとしたエフェクトがかかっているのが大好きだし。

 

サビ前のドラムからの転調、気持ちが良すぎるし。

 

2番以降の1番との変化も楽しいし。

 

これだけEDMごりごりなのに、ラストのアウトロに繋がっていくメロディがピアノなの、お洒落すぎるし。

 

そのラスト、「かごめかごめ」をもじった「後ろも正面も私♡」が怖すぎて最初聴いたときは思わず後ろ振り返ったなあ。

ここ、声優らしいアプローチされているんだろうな実感が強火で伝わってくるところで、大好き。

 

「TOXIC♡」、すげぇぜ...。

 

そんな「TOXIC♡」については、6日に行われた「リスニングパーティ」で次のようなお話をされていましたね。

 

■お話の箇条書きメモ(リスニングパーティ)

1Bと2Bでメロディがちがう

最初はは同じメロだった

アレンジであがってきて、2Bで変えてくれていた

私もアレンジを聴いてメロを変えた

やり取りの中で変わっていく、セッション感ある感じ

 

というお話をされていましたね。

 

アレンジを聴いてメロディを変えていくことなんてあるんだ、すげぇぜ...。


■アンケートコーナー

ここからは、事前に行われたアンケートをもとにトークが展開。

 

今回のアンケートテーマは

・EPに関する質問やメッセージ

・あなたが『愛』を表現するなら、どんなことをしますか?

 

でした。

 

《雨宮》

「Theory」って今回なんでこのタイトルかっていうと、今回結構、「TOXIC♡」もそうなんだけれど、私の価値観を軸に肉付けして作っていった楽曲だとか実際に私の体験を軸に作っていったものが多いってことで。

なので、今回さ、アンケートのテーマが、「今回のEPに関するメッセージ」と「あなたが愛を表現するならどんなことをしますか」っていうを設けまして。これは価値観が知れそうだなって思ってます。

 

雨宮さんが「愛」についてインタビューで語られているのをニヤニヤ顔で受け取っていたけれど、まさか自分たちが語る側になるとは思わんやん。

 

でも、そうやってこっちのことを知ってもらえる場所も媒体も限られているから、リリイベならではでいいなーとも思ったりもするのです。


・EPに関する質問やメッセージ

(1)同じアニメのために作られた楽曲が複数あるかと思いますが、そうとは思えないほど雰囲気が違っていて。でも歌詞を見てみると、やっぱり「かのかり」の世界だなあと感じ、どれもとても大好きな曲です。

 

《雨宮》

ありがとうございます。そうなんです。「ノンシナリオ・エチュード」は今回「かのかり5期」のオープニング曲ですけれど、それと一緒に「白線」もそのために作ったんですよね。それをお渡しして、「ノンシナリオ・エチュード」をアニメ側に選んで決めてもらったっていう経緯があったりします。

なので、「白線」の歌詞を見てもらうと、結構「かのかり」を楽しんでもらっている方は、まさに4期5期の内容が結構「白線」にも詰まっているので。全然ちがう「かのかり」、「ノンシナリオ・エチュード」ではない目線で私が見た「かのかり」の目線を感じていただけるんじゃないかなって思います。

 

と嬉しそうにお話する雨宮さん。

 

今回オープニングを自作曲でオープニングを担当することになった経緯については、ナタリーさんの記事でもお話されていましたね。

 

「ありがたいことにオープニングテーマを歌ってほしいというお話をいただきまして、その時点では作詞、作曲、編曲はすべてプロの作家さんにお願いするつもりでいたんです。でも、ちょっと欲が出て「私が作詞作曲してもいいですか?」とお伺いを立てたところ、それを通してくださって。

(...)

「5期」という響きにもあまりなじみがないし、「かのかり」はラブコメからスタートしているけれども、ストーリーが進むにつれて人間ドラマやサスペンスの要素が入ってきたりする。それもあって、どういう曲が第5期オープニングにフィットするかやや迷いがあったので、毛色の違う曲をけっこうな短期間で3曲書いたんです。具体的には私が「かのかり」から連想する“ザ・ラブコメ”な曲と、青春を感じさせる曲、そして今言ったサスペンス要素に引っかけた、ちょっと影のある曲を作って、その中から選ばれたのが「ノンシナリオ・エチュード」ということになりますね。

雨宮天 特集|”愛”をテーマに全曲作詞作曲!「雨宮天作品集2」で示した唯一無二の“Theory”

 

妥協なく決めてもらうために急ピッチで3曲用意したというような趣旨の話も以前されていましたが、それがすごく雨宮さんらしいエピソードだなあと、素敵に感じられていて。

 

普段から雨宮さんが「かのかり」制作陣と妥協なく作品作りをしているからこそ、雨宮さんも自分が提供するものを妥協なく判断してほしかったのかなあと思うし、そこで「選択肢」をしっかり用意し提示するという考えができるのは、社会人として凄く尊敬ポイントだなあと思うのです。

 

「ノンシナリオ・エチュード」も「白線」も、本当に「かのかり」の世界観が香っていて、聴いていてとても楽しいですよね。

 

言葉選びもすごく「かのかり」を感じさせてくれて楽しいし、メロディーも、コミカルなところ、ゆったりと感傷的なところ、予期せぬパニックに慌てふためくようなところ、漫画的な物語性がしっかりと落とし込まれていて。

 

そうそう、入りの「ご期待ください!」に関しては、オンラインリリースイベントで「曲の頭にアニメのオープニングということで、パワーのある歌詞がほしいなって思って」というお話もされていました。

 

この入り、とても華やかな幕開けで良いですよね。

華やかな入りやBメロの転調、サビへの駆けあがりなどから「00年代のアニソン」っぽい感じがあってなんだか懐かしさと同時に、ワクワクしてくるのです。

 

2Bの転調、メロディの変化についてはオンラインリリースイベントで「2番に変化をつけるの、好きですよね?」というコメントに対して、「好きでもあるし、義務でもある(笑)」と茶目っ気たっぷりに返されていましたね。

 

そのこだわりに助かっている命があります、ありがとう。

 

それに補足するように、「同じメロディのまま、繰り返しでやっているときは『そのまま』がいいと思ってるからやってる」と、それもまた意図があるというお話をされていました。

 

そうね、何ごとも意図があるものですから。

それもしっかり受け取っていきたいものです。

 

歌詞の様々な箇所から「かのかり」や「千鶴の視点」を感じられますが、やっぱり印象的なのは、Dメロの「調べてみる~」のところかな。

 

私は原作未読勢なんですが、アニメでこのシーンのこの台詞を聴いて、「ほあ?!まんまじゃん!」と驚いたものです。

 

そんな驚いた報告や原作準拠の歌詞であることに気づいてた報告のコメントを、オンラインリリースイベントでは驚き交じりに、とても幸せそうに読んでいらっしゃいましたね。

 

ちなみに、オンラインリリースイベントでお話してくれましたが、CD通常版に初回限定で付属した「千鶴」のジャケットは、まさにその「調べてみる」のシーンだそうで。

「どんな絵がいいですか?」と尋ねられた雨宮さんが「そのシーンがいいです」とオーダーされたものだそうですよ。

 

あとあと、歌詞だけじゃなく、歌唱からもね、千鶴っぽさが伝わってくるところも多くて。

「なんなの・・・はあ。」のところね。

 

そこについては、これまたオンラインリリースイベントで雨宮さんが「キャラソンいっぱい歌わせてもらっているので、台詞っぽいアプローチは声優ならではだと思う」「演技を乗せるってところで、遊び心、変化を楽しんでもらえたらともお話されていました。

 

雨宮さんの楽曲って、すごくその「声優ならではのアプローチ」が随所に、香り過ぎない加減で「おや...?」と引き寄せられることがよくあって、本当に聴いていて、受け取っていて楽しいんだよな。

 

そんで「白線」の方はうってかわって、和也と千鶴の関係がサスペンスに、シリアスに描写されていて。

観方によって同じ関係性の出来事も違った曲になるっていうのは、とても面白いなあと思うのです。

 

白線は、もう歌詞が文学的で描写力が凄いですよね。

 

「白線をぼかす 作り物の夏の陽炎」といった表現も好きなんですが(「ハワイアンズ」の言い換えというお話をされていましたが、「作り物」っていうのがこれまた叙情的で良きなのですが...。

 

2Bの一節

 

矛盾して熱を残す 偽装のための口付け

背伸びで浮いた踵の感覚

苦みの中に混じった ほの甘い共犯の余韻

絡んだその手 解けなくなる

ぬるい手錠みたいに

 

こーーーーーーーーーーーこの描写、超文学的で超よくないすか????????????

 

中でも「背伸びで浮いた踵の感覚」があるのが個人的に凄く琴線で。

普段、記憶に残るような動作でもないけれど、あの瞬間あの場面の千鶴には、そんな感覚までもが残ってしまっているんですよね。

 

苦みと甘いの対比もドロドロとした共犯関係の割に凄く綺麗だし、直後に来る「ぬるい手錠かけて」危険なコード感。

 

そこからの、間奏のピアノとギターの入り交じり。

 

えぐい...。

 

あの間奏、凄く好きなんですよね。

 

この曲について雨宮さんがインタビューで

 

千鶴は真面目すぎると言っていいぐらいの、お堅いキャラクターなんですよ。そんな彼女が、和也との出会いによって、自分が正しいと信じているラインをまさに越えようとしているところを描きたかった

雨宮天 特集|”愛”をテーマに全曲作詞作曲!「雨宮天作品集2」で示した唯一無二の“Theory”

 

ともお話されていましたね。

あの間奏の調律の効いたピアノと悪い音したギターは、まさにその千鶴があの場面を通して一線を踏み越えようとしている様子を想起させてくれるもので、びゃーってなっちゃう。

 

あれ生の天ちゃんバンドで浴びたら、びゃぎゃーってなっちゃうな。

 

いや、ほんと、あの2Bから間奏、そして落ちBの密やかな手触りめいた独白まで、完璧なんすよね...。

 

すげぇぜ、雨宮天...。


・EPに関する質問やメッセージ

(2)「TOXIC♡」と「マイブランケット」が特にお気に入りの楽曲です

 

《雨宮》

そこ、同居することあるんだ(笑)全然ちがわない?「TOXIC♡」の女ってマイブランケットなんて持ってなさそうじゃないですか(笑)毛布と掛けなさそうっていうか。まあでも、何で寝てるのかって言われたらちょっと分かんないですけれど。そこ同居するんですね。

 

と楽しそうに笑う雨宮さん。

「TOXIC♡」姉さん、毛布かけなさそう概念、面白すぎる。

 

その「TOXIC♡」姉さんに「あらあら、何も掛けないで寝ちゃって。風邪ひくよ」って毛布をかける人がいてほしい。

 

あ、あなたは、!!!

 

マイブランケット姉さん!!!!!!!!!!!!!!!


・EPに関する質問やメッセージ

(3)「マイブランケット」作成時、お友達の方々が「聞き上手」とのことでしたが、天ちゃんが思う「聞き上手」ってなんですか?

 

《雨宮》

そう、「マイブランケット」は私がリアルな友達を想像して書いた曲で、私が「TOXIC♡」がうまくいかずにイライラしていたときに、友達に助けてもらって元気になったっていう実体験から作った曲なんですが。

 

と目を細める雨宮さん。

 

 

《雨宮》

「聞き上手」ねー。私、この質問さ、見て考えたの。たしかに、何が「聞き上手」なんだろうって。それで、私の友達はなんかね、私の話をとにかく最後まで聴いてくれるというか。途中で遮ったり「こうなんじゃないの?」って言わずに、とにかく私が最後まで「こうで!こうで!こうで!こうなの!」って言うのを全部「。(まる)」まで聴いてくれる。それで、「いやそうだよね」「大変だよね」って共感してくれる、ここがブランケットなの(笑)ここがマイブランケットゾーンね。そう、共感して私を包み込んでくれて。その上で、自分の気持ち、「こうじゃない?」「私だったらこうするかな」っていうのを言ってくれるなって思って。そう、だから、「聞き上手」って毛布してあげることじゃないかなって(笑)思ったりします。

 

と、「聞き上手」に関してお話をされていましたね。

 

素敵なお友だちさんだし、関係だなあって聴いておりました。

 

そうだなあ。

 

個人的には、「聞き上手」って「傾聴力」だと思っているので、雨宮さんのお話をまず遮らずに最後まで聴くお友だちの方々が、本当に素敵な人だなあと思ったりするのですよね。

 

毛布力、大事にしていきたいわね。

 

楽曲「マイブランケット」の方は、HMVのリリースイベントの方でたくさんお話があったので、個人的な好きポイントも含めてそちらでお話しようかしらね。


・あなたが『愛』を表現するなら、どんなことをしますか?

(4)ずっとオタクをしているせいか、お金を払うしか思いつきません

 

雨宮さん含め、会場大爆笑。

 

《雨宮》

いや、でも、私、これすごい正しい愛の形だと思って。

 

と、自身の体験(アプリゲームと推し)を交えたエピソードを語りだす雨宮さん。

おもしろかったなあ。

 

好きを謳歌されていて、とても嬉しかったです。

 

《雨宮》

それも愛だなって思います。お金はときに愛だよね。これ本日の名言です(笑)


・あなたが『愛』を表現するなら、どんなことをしますか?

(5)言葉で伝えまくる。「こいつ、愛すげぇじゃん」ってなるまで

 

《雨宮》

恥ずかしーってなっちゃうね(笑)でも、めっちゃ大事じゃない?ずいぶん友達を作れるようになったなって思うんですけれど、それでも私が好きで定期的に会いにいく友達ってみんなすごい愛を伝えてくれる友達ばかりなんですよね。

しかもさ、私が、私って今じゃ考えられないかも知れないけれど、昔はめちゃくちゃネガティブで。いまもちょっとたまにその片鱗が覗くことがあるんだけれど。「好き」だけ言われても「何が?」って感じになるわけ(笑)「もっと具体的じゃないとわかんない!」ってちょっと面倒くさい女ムーブはじめるんだけれど、さっき言った「マイブランケット」の友達もそうだし、すごいね、言葉で説明して「参ったか!」って言うくらい言葉で説明してくれる人が友達に多いなっていうか。結局そうしてくれる人としか私が上手くいかないのかもしれないんだけれど、これは紛うことなき「愛」だなと思います。

 

私はそうはいかんので、これが出来る人は凄いなあと思いつつお話を聴いていたんですが。

 

素敵なご関係だなあ。

 

そうだなあ。

 

さっきの「聞き上手」の話に通ずるところがあるんだけれど、雨宮さんも「聞き上手」な印象があって。

 

それで「聞き上手」な人ってその傾聴力に則って共感や、共感に根差したロジカルな返しができるから必然的に「言葉を伝える力」も凄い巧みだなと思うんですけれど。

 

「聞き上手」ってそこまでが含まれるものなんだろうし、そういう視点で雨宮さんって凄く「聞き上手」だなあって思うんですよね。

 

それは僕らの話をこういう場やラジオとかで聴いてくれるときでも、あとは、ラジオやWeb出演系の番組で他の方とお話する様子からも感じられるところがあって。

 

傾聴力はもちろん、その傾聴に則った共感や「こういうことですよね?」「私はこう思うな」っていう話が、的を外れずしっかりできる方だなあっていうのは、もう初めてお見掛けしたときからずっと思っていることだったりします。

 

だからこそ、好きになったんだな、「応援したいな」になったんだろうなって今振り返ると思うし、だからこそ、今の関係性に互いに辿り着けたのかなあって、思ったり。

 

だから、こう、なんだろうな。

 

類は友を呼ぶとも、友人を見るとその人がわかる、とも言いますが、雨宮さんがそうやって「大事だな」って思える人たちに親身に言葉を聴いて返してきたからこそ、巡り巡ってそういう風に言葉を返して届けてくれる人たちが「大事な友人」として周りにいるんじゃないかなあって思ったりもしたのでした。


《雨宮》

「愛」のコーナーいいね、絶妙に小っ恥ずかしくて(笑)

 

めっちゃ楽しそう。

 

・あなたが『愛』を表現するなら、どんなことをしますか?

(6)面と向かって視線を逸らさずに「愛してるよ」って伝えたいです(絶対無理)

 

「匿名」で返されたアンケートに、「かわいいー」とニヤニヤが止まらない雨宮さん。

 

《雨宮》

どっちも良くない?「愛してるよ」って愛を伝えるときにさ、視線も逸らさずに伝えるのもいいしさ、「…愛してるよ」って視線逸らして伝えるのも良くない?その逸らしちゃう感じがリアルじゃないですか。「大切に思ってるから逸らしちゃうんだな」って感じがリアルっていうか。

 

妄想を楽しまれていましたね。

「...愛してるよ」が流石の声優力が発揮されていて、威力凄かったですね。

 

リアルさ、なるほど。

 

《雨宮》

なんかさ、「愛バナ」っていいですね。私たちそういうのあんまりしてこなかったじゃないですか。あんまりそういう曲が多かったわけでもないし。

 

10年経って、こういう話をするようになるとは思わなんだよ(楽しい)


・あなたが『愛』を表現するなら、どんなことをしますか?

(7)プレゼントを贈る(フラッシュモブは絶対に無理です)

 

フラッシュモブに何かあったのか謎は深まりつつ、会場に「フラッシュモブを申し込まれた方」「遭遇したことがあるよって方」を尋ねる雨宮さん。

 

「申し込んだ経験」を訊くの、面白かったな。

 

「遭遇した経験」として結婚式を挙げてる人がいらっしゃいましたね。

結婚式でフラッシュモブって参列しててもなんかイヤだし、自分の結婚式でされたらどうなんだろう、とは思ったりもするのだけれど。どうなんでしょう。

 

《雨宮》

なんか、私の中で「フラッシュモブ」のイメージって、普通にしているところで音楽がかかり始めてひとりがこうやって踊り始めて、周りの人もこうやって踊り始めて。

 

と、「最初に踊りだす人」と「間を置いて踊りだす人」を演る雨宮さん。

 

形態模写がうますぎて笑っちゃった。

 

海外の人が街中でやってるのは微笑ましく見れるんだけれど(どこかの国であった、雑踏に紛れたアーティスたちがQUEENの「ボヘミアンラプソディー」を1曲歌い演奏する」ってやつ好き)、日本人だとちょっと...ってなっちゃうの、何なんだろうね。

 

考えてみたけれど、「フラッシュモブ」が頻繁に行われている社会で暮らしてなくてよかったなあって思ったりもするのでした。

なんか、何も知らずに遭遇とかしちゃうと、途端に「何も聞かされてないまま驚く街人①」みたいな役割を課せられる感じがあって、苦手かも。

 

そういうときに咄嗟に一緒に踊れたり、いい反応ができる人が出世していく世界になるのでしょうか。

     

備えねば。

来たる「大フラッシュモブ時代」に。


・EPに関する質問やメッセージ

(8)どの曲も好きですが、個人的に「TOXIC♡」と「白線」が好きです。トラセ大阪で生で「白線」を聞けたので1番ハマって聴いています。これからも頑張ってください。

 

客席の大阪公演に来てくれた人を尋ねて、その多さに嬉しそうな雨宮さん。

 

《雨宮》

なんかさ、「白線」さ、カラオケ関係の方いらっしゃったらカラオケに入れてほしいんですけれど、本当に難しいの。

 

お医者様より先に「お客様のなかにカラオケ関係の方はいらっしゃいますか」を聞く世界線。

 

カラオケ関係者じゃないけれど、リクエスト出しておきますね。

 

《雨宮》

何が難しっていうと、私が作ったんだけどさ、とにかくメロがあっちゃこっちゃ飛んで難しかったりして。それで、トラセ大阪で歌うってなったときに、「ノンシナリオ・エチュード」以外に何を歌うかってなったときに、やっぱり「かのかり」をテーマに書いた楽曲だったりとか、あと、この曲って一発で世界観も伝わりやすいし、わりとみんなが好き系の雰囲気かなって選んだんですけれど、本当にリハのときに何回後悔したことか(笑)「もう、こんなん歌えねぇよ!」って、イーッ!って感じだったんですけれど(笑)そうやってね、言ってくれると歌ってよかったなって思います。

 

TrySail大阪で披露された「白線」はね、ほんとうに、一気に心を掴まれましたね。

 

たしか曲の情報も、ティザーくらいしかまだ出てなかったと思うんですが。

 

雨宮さん自身がインタビューで

 

ベースになっているコード進行は、いわゆる「夜系」のアーティストの方々(YOASOBI、ヨルシカ、ずっと真夜中でいいのに。など)がよく使われている丸サ(椎名林檎「丸の内サディスティック」)進行なんですけど、そこで天邪鬼なテンションコードを多用することで複雑なコード感にしていて。複雑なコードを鳴らしていると、メロディがどこに飛んでも“あり”に聞こえるんですよ。しかも丸サ進行の都会的な雰囲気だと、多少変なメロでも「おしゃれかも」と錯覚させやすい。だから作曲面ではやりたい放題やらせてもらって、かなり楽しかったですね。

雨宮天 特集|”愛”をテーマに全曲作詞作曲!「雨宮天作品集2」で示した唯一無二の“Theory”

 

とお話されていましたけれど、浴びている音の感じは、凄くお洒落なんですよね。

でも、じっくりその音にアプローチしていってみると、歌唱ラインがめちゃくちゃ難しそうな進行をしていて。

 

その「難しそうな感じ」がまた、お洒落な感じをより醸し出しているんだと思うんですけれど。

 

ほんと、大阪はビックリしちゃったなあ。

「白線」、ホントお気に入り曲です。


・EPに関する質問やメッセージ

(9)今回5曲制作される際の制作時間はどれくらいでしたか?

 

《雨宮》

聞かれてみて考えたんだけれど、制作時間でいうと全然わかんないなって。だって、あれでしょ?シャワー浴びながらズーンって思ってるこの時間も制作、そこから始まってるからさ。で、私、シャワー浴びているときに一番思い浮かぶんですよ。「え、今のいいじゃん」ってなったらシャンプー1回止めて、浴室のドア開けてボイスメモに吹き込んでまた再開するっていう、本当にそんな感じなの(笑)だってそれを逃したらまたゼロからだと思うし。でも、全然あるんだよ?それでお風呂浸かってから上がって聞き直してみたら「全然いい曲じゃないじゃん」って全然あるんですけれど。

 

確かに、制作開始をどこにするかにもよるので、難しいですね。

 

シャワー中に頭が働くの、めっちゃわかるな。

これ、なんなんでしょうね。

ラジオのネタとか、色々と考え事が捗って、洗濯機の上に置かれたスマホにメモするため浴室から出るの、すごくわかる。

 

《雨宮》

でも、そういうのも含めると、もう何時間とかわからないくらいですね。四六時中考えちゃうの。さっき出た「TOXIC♡」も、電車乗ってるときとか「歌詞どうしよ」って考えて。あと、駅歩いてても、メロが思い浮かんだらそこで歌って録音したりとか。それで頭がいっぱいになってくると夜眠れなくなって、目がギンギンって。寝ようって思っても「あ、このワードいいかも」って思って、それでね、ずっとなんか制作しちゃうんですよね。

 

何かを作り出したり、考え出すって本当に大変なことですよね。

とりわけ、それを生業とされている方々って、本当にその苦労は途轍もないのでしょうが。

 

《雨宮》

あれ、いいよ。なんかね、冷たくて、頭に巻ける冷たいバンドがあるんですけれど。いろいろ考え事しているときって頭がイーッてしてくるじゃないですか。そのときに、頭の後ろを冷やしたときに「気持ちいい」って感じるときは、だいたいね、オーバーヒート状態らしくて。普通の時に冷やすと冷たくって、どっちかというと嫌な気持ちになったりするんですけれど。冷やして気持ちいいっていうときは頭がアチアチになってるときなので、それ買ってほし〜。それを私は頭に巻かないと眠れないくらいの状態になりながら交感神経バキバキでやらせていただいたりとかしながら、苦労もありつつ、いい作品ができたんじゃないかなって思います。

 

アイデアが浮かばなかったり、考えが長引いちゃうと、ほんと眠れなくなりますし、効率性の悪化を痛感するところであったりして。

頭に巻ける冷たいバンド、良さそうですね...、買おうかな。

     

いやあ、でも、本当に途轍もなくこだわって作ってくださっているので、お陰で本当に受け取っていて楽しいです。


・EPに関する質問やメッセージ

(10)雨宮さんには珍しい恋愛ソングは新鮮でした。「恋」ではなく「愛」なのは雨宮さんらしいと感じました

 

《雨宮》

最近さ、この「Theory」をいろんなところで話すにあたって、「Heart Note」って始まりは「恋」の楽曲として書き始めたんだけれど、気づいてみたら、「これは愛の曲なんだ」って主張を私が気づいて始めたんですよね。なんか、「恋ってなに?」みたいな、そう思って。私が「Heart Note」を「恋の曲です」っていうところを「愛の曲です」って言い換えたのは、なんか、全然、「自分のものにしたくなかったから」なんですよね。私の中のイメージね、「恋」って「相手を自分ものにしたい」っていうのが恋なのかなって思ってて。でも、私が「Heart Note」を書いた、いるんですよ、私の推し。その、なんて言ったらいいんだろう。相手のことを好きになればなるほどさ、自分のものにしたいって思わなくない?って思って。人によるのかな?好きになればなるほど、自分のものにしたいっていう人も…いるのかな。なんだろ、好きになればなるほど、その人らしく自由に世界へ羽ばたいていってほしいってなっちゃって。そうするとさ、なんか自分があんまりそこに関与し過ぎたくないなってなっちゃってさ。でも、もし、その人の人生において、私と関与したことでその人の人生が楽しくなるようなことがあったりとか、為になれたら嬉しいけど、好きになればなるほど「自分のものにしたい」って思わないよなってなって。

 

このお話はね、凄く拳を握って話を聴いていました。

「そうだよねー!!!」って。

 

雨宮さんが当初インタビューで「Heart Note」は「恋」のお話としていたのを、「愛」と言い換えはじめたっていうこのお話、頷きしかなかったなあ。

 

自分自身まさに似た価値観に棲んで生きているってのもあるし、雨宮さんに対してもそう思ってたり、割と周りの大事な人たちに対してもそう思っていたりするところなんですけれど。

 

「自分のものにしたくない」

「その人らしく自由に羽ばたいていてほしい」

「自分があまりそこに関与したくない」

 

のところとか、特にね。

 

自分のものにしたくないし、その人がその人のままで幸せでいてほしいよ。

 

もちろん、その人の人生の中に自分がいられたら嬉しい。

何かを渡せたら嬉しいし、何かを受け取ってもらえたら嬉しい。

 

でも、それ以上に、その人がその人の人生を生きていてくれることの方が大切で愛おしいことだなあって思うのだ。

 

なんだろうな。

 

せっかくなので、ちょっと、自分の中の「愛」に対する価値観を書いていく。

 

雨宮さんのそれとは違って、より過激に極まった私の価値観なんだけど。

 

好きな人には、好きな人たちに囲まれていてほしいし、好きなことをしていてほしいし、温かい場所で暮らしていてほしいなあーって、思うのです。

 

それは別に私がそこにいなくてもいい。

いや、本当はいたら嬉しいんだけれどさ。

 

でも、好きになればなるほど、「その人の人生はその人のものだ」と思うようになる。

 

たくさん幸せになっていてほしい、私の関係のないところで。

 

だから雨宮さんの言葉を聴いていて、「そうだよねえ」と何度も頷いていました。

     

それと同時に、多くの人に愛されて幸せ抱いてほしいなと思うけど、その人がその人自身のために世界に軽薄になる瞬間は在り続けてほしいとも思うのだ。

 

具体的にそれがどんな気持ちなのかなんて私が知らなくても想像しなくてもよくて、ただその人の気持ちをその人自身が誰にも邪魔されず、大事にできる時間があれば良い。前向きでも、後ろ向きでもどんな形でも。

 

そうして、その祈りにも似た想いをいかに相手にそのまま差し出さずにいられるか。

その願いだけをいかに差し出せるか。

相手に愛の全てを受け入れてほしいと願ってしまうことなくいられるか。

 

それに細心の注意を払っている。

 

愛は祈りなのであって、相手には全く関係のないことなのであり、「自分はこれだけ好いているんだから」と、愛の美しさと肥大さを根拠に、「好意的に感じてほしい」なんて相手に請求するのは愛とは逆のことであるし、筋が通るようで何も通ってはいない。

 

そりゃもちろん、関わったことで相手の人生が豊かになれば嬉しいし、何か夢を抱いたときに、そしてその夢について考えたときに、どこかで想起してもらえるような人で在れたら嬉しいなとは思う。

 

でも、「あなたが夢を叶えられたのは、あなたがあなただったからだよ」と言い続けたい。

 

「あなたの幸せはあなた自身が作るのよ。あなたの手で、あなたの心で、あなたの優しさで、あなたの強さで、作り上げていくんだよ」と言い続けたいし、「あなたが自分を信じれなくても、私たちはここにいます」と言い続けたい。

 

「好きなものを汚さない距離感」を保っていたいなと思う。

 

それは「自分の好き」でもあるんだけれど、それ以上に「相手の好き」でもあり、「相手の日常や人生」でもあるんだろうなと思う。

 

んー。

 

人生、誰しも基本的には独りで立ち向かってるものじゃないですか。

 

そりゃ誰かと協調したりすることもあるけれど、自分の人生に対して、いちばん対峙しつづける時間って、大部分が独りなわけで。

 

あなたはあなたの人生に独りで立ち向かってきたように、私もそうであったように、相手は相手の人生に独りで立ち向かい続けてきたわけで。

 

だから、こう、なんだろうな。

 

好きだなあって思う相手の人生に、ちゃんと自分の全部で立ち向かいたいなって思うし、重いなあって思うから、勝手に祈ってるところでもある、のかな。

 

ちょっと話が変わるんだけれど、私はこれを「愛」ではなく「推し活」って他人勝手に言われたらとても気分が悪いし、他の人のこういう眼差しを私自身が「推し活」と勝手にラベリングするのはとても憚られる。

 

「愛は愛だよ(きゅるーん)」って顔してるけど、内心めっちゃ過激でウケる。

 

そして外見はおっさんだ。

かわいそうすぎる。

かわいくなりたい。

この思想が許されるくらい、かわいくなりたい。

 

おっさんだって、かわいくなりたい(スニーカー文庫、全3巻)

※2巻は水着回

 

心配になって一応このタイトルが存在してないか裏どりした。

おっさんは用心深い生き物だから。

 

どうせこんな長文の途中なんて誰も読んでないのだから(私のブログ記事の滞在時間平均はだいたい10秒くらいなので)好き勝手書いてるんだけど、そろそろ話を戻していこう。

 

 

私が好きな詩人である最果タヒさんが自身のエッセイの中で次のように記されている。

 

その人が見ているその人だけの世界が、まっすぐでずっと晴れ渡っていれば良いなと思うし、私はそこにいたいとは思わない。が、その祈りを届けるためには私は私でなければならない。神様みたいに人知れずお天気を良くすることなんてできないから、私は私個人の話として、好きですよと伝えるしかできないのです。

(『推してる、より、愛してる。』/最果タヒ)

 

好きだなあと思えば思うほど、相手が相手の人生を相手のままで生きていってほしいなと思う。

 

好きだなあと思えば思うほど、フラッシュを焚かれたみたいに、自分の幸せが自分の中に焼き付いていく。

 

私は未成年のころ、本当に諦観しきった人間だった。

「傍観者気質」だったというか、傍観者になりたいと思っていたというか、今もその一面はあるのだけれど、小説やドラマでよく提示される「愛がすべてを解決する」という言説には「そんなもんかね?」とひどく冷ややかな視線を送っていたものです。

 

愛することで、そんな、人生なんでも解決するんだろうか。

誰かを愛することで解決するんだろうか。

 

まあ、それは当時そういう対象が自分にはいなかったという所もあるんだけれど。

 

今は本当に、心の底から思うよ。

 

愛することで、人生なんでも解決するなって。

 

なんか、愛とは友達になれたなあと思う。

勇気とはまだ上手く友達になれんけど。

 

なんの話だっけ。

 

でも、本当に、思うよ。

 

その人がその人のままで幸せでいてほしいよ。

それが何より、嬉しいし、世界にとってハッピーなことだよ。

 

お子様ランチみたいな頭で、私はそう思っています。

 

おっさんだって、いつまでもお子様ランチでいたいのだ。

 

雨宮さんに対しては、「"雨宮天"でいることを楽しく思っていてくださればいいな。そう感じてもらえる日が来たら嬉しいなあ」って応援しはじめたけど、ずっと、それしかないんだよな。

 

「一緒にいたい」よりも、「相手が相手であることを祝福したい」という祈りに近いんだ。

 

愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。それぞれの願いを叶えてほしい。温かい場所で、あるいは涼しい場所で、とにかく心地よい場所で、それぞれの好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしてほしい。最大の幸福が空から皆に降り注ぐといい。

(『好き好き大好き超愛してる。』/ 舞城王太郎)

 

みんな幸せでいてくれ。


《雨宮》

それでね、私、訊いたの、それを。恋愛をテーマに漫画を描いている原作先生の方にですね、「恋ってなんなんですかね」って(笑)そしたら、「いや、それも自分も分からない。分からないから作品を描いているんだ」って言ってて。「うわ、なんかいい」って思って。なんかいいよね。

 

なんか、めっちゃ #人生 だ

 

《雨宮》

そう、だから、今後もわたしこういうラブソングを書くことがあるかもしれないんですけれど、自分の中で定義とか見つけていけたらいいなって思っているんですけれど。

 

愛バナ、もそうだし、価値観とか自分のルーツを話すのとても楽しいですね。

 

話せそうだったらまたお話してほしいし、話したくなかったら話さなくてもいいし、OKだったら、ぜひまたお話会しましょう。

それまでに私もまた、定義の更新を楽しんでいきたいわね。


・EPに関する質問やメッセージ

(11)TrySailのときとは違う天ちゃんの感じを知りました。ありがとう。

 

《雨宮》

そうだよね、全然違うよね。なんかさ、TrySailのときの私って動きが激しくて。ソロのときの私は思想が激しいかなって。どうでしょうか(笑)

 

なんか急に上手いこといいだして、めっちゃ笑っちゃった。

 

《雨宮》

でも、今まで私が作ってきた「雨宮天 作詞・作曲」の楽曲たちって、なんかね、気づけばどの歌詞も凄いこと言ってるのよね。どの歌詞も穏やかなこと言ってないっていうか。「風燭のイデア」とかはもう最終的に「地獄行こうぜ」って感じだし。だいぶやっちゃってるなって思うんですけれど。動きの激しさの方も、思想の激しさの方も、両方楽しんでもらえたらなって思います。

 

たしかに、「風燭のイデア」はもうその筆頭なんだけれど、結構過激な歌詞も多いのかもですね。

 

そう思って作詞された楽曲の歌詞を読み直していたけれど、「火花」からもう既にだいぶ苛烈なんですよね...(笑)

 

いや、やっぱ「マリアに乾杯」姉さん、面白すぎるな。BIGすぎる。


・あなたが『愛』を表現するなら、どんなことをしますか?

(12)私の場合「自己愛」ですので、自分をひたすら甘やかすことです。一人旅に出て旅先のちょっといいホテルに泊まるとか、美味しいお寿司を食べるとか、大好きな温泉に入るとか

 

《雨宮》

これめっちゃ大事じゃない?え、自分のこと愛してる?

 

ここの雨宮さん、めっちゃアイシナモロールのシナモン※ みたいなこと言ってて面白かった。

 

※シナモロールとは別の世界パラレルワールドで暮らすシナモン

人の目より自分の目を大事にして、カラダとココロを大切にする“ご自愛”マインドを持った、ちょっぴり大人なシナモン。将来の夢は「自分にとっての幸せを見つけること」。

 

(雨宮くん、アイシナ絶対好きだと思うよ)

 

《雨宮》

ちょっとさ、今回の「Theory」が愛をテーマにしているからさ、絶妙にセミナーっぽいんだよな(笑)ちゃんと愛せてますか?なんか自分のことって意識してないと蔑ろになっちゃいませんか?ねー。私もそれに気づいて。

 

「愛」についての話から、めっちゃセミナー感あるなって思ってたけれど、ここで一気にそれが頂点に。

 

《雨宮》

なんか、「頑張ることこそ正義」っていうか、「頑張らなきゃ!頑張らなきゃ!」って思っちゃうの、私も。自分にすごい厳しかったし。

でも、あるとき気づいたの。「効率的じゃない」って気がついて。休んで蓄えて、それこそ頭もアチアチじゃない状態に、冷ましてから作業に戻った方がなんか良いもの生まれたりするなって思うし、私が思ったのは、結局、私は私なんだけれど、頑張ってくれるのは私なんですよね。だから、いっぱいご機嫌とって甘やかしたりして、「頑張りたい」って思わせて頑張らせた方がよく働くなって。だから、これって凄く大事だなって思いますね。結構ね、自分に厳しい方いらっしゃったら、たまには自分を甘やかしてあげたりしてください。

 

いやー、大切ですね。

奇しくも、私もここ数年でアイシナのお陰で「ご自愛」に目覚めました。

 

 

そうだなあ。

頑張らなきゃってとき、私自身すごくやり続けてしまうタイプだし、しかもそれで妥協するのも嫌なのでオーバーヒートまでよく行っちゃうし、書けるまで寝ない休まないを未だによくやっちゃうんだけれど。

 

いやー、非効率なんですよね。

非効率だし、そうやって出来上がったものも、なんか凡だなあってのが気付いたら量産されていて。

 

そのくせ、歳を重ねて、なかなか「エンジンのかかりの悪さ」を実感しつつあるところなんですけれど。

 

「頑張りたい」って思わせて頑張らせた方がよく働く

 

これは、めっちゃくちゃ金言だなあって思うのですよ。

なので、最近は休むことも勉強中だったりします。

 

あとは、そうだなあ。

 

「頑張りたい」って思ってもらえるように、これからも応援していきたいですわね。

 

とはいえ、しっかりご自愛してください。


・EPに関する質問やメッセージ

(13)様々な顔を見せてくれる曲たちで聴いていて楽しいEPだなと感じています。突然ですが私はバーテンダーをしています。オリジナルカクテルを作ろうと思っているのですが、どの曲で作ればいいかって思っているので決めていただけると嬉しいです

 

回答主さんを「バーテンダーっぽい!」としつつ、

 

《雨宮》

 

これ、「TOXIC♡」でお願いしまーす(笑)

 

とお茶目たっぷりな雨宮さん。

 

《雨宮》

いい?じゃあ、注文します(笑)「TOXIC♡」をイメージしたカクテルにしてほしくって、できれば、赤とかピンクとかそっち系の色味を入れたく。見た目は毒っ気あるけれど、一見可愛らしくもあり、女の子っぽくもみえるんだけれど、でも、いざ飲んだらちょっとびっくりする風味であったりとか、刺激がほしいです。でも、ここまで来たら行きたいけどね、バーに行って「TOXIC♡」ひとつお願いしますって(笑)できたら教えてほしいです。写真とか撮って送ってください。

 

取説。

 

「可愛らしくて女の子っぽいところもあるけれど、口に含むと刺激的」ってところ、面白い。

 

我々が普段受け取っているもの、味にするとどんな味なんだろうって興味があるので、ぜひ私も飲みたいです。どこで飲めますか。


■お知らせ

LAWSON presents 雨宮天 Live Event 2026 -Room Theory-」

 

▼チケット情報など公演詳細

 

https://trysail.jp/contents/1061902

※現在各プレイガイド受付中

 

▽大阪・NHK大阪ホール

7/25(土) 18:00開演

 

▽東京・Shibuya LOVEZ

8/1(土) 18:00開演

 

8/2(日) 14:30開演 / 18:00開演

 

《雨宮》

「Room」って付いているので、ちょっとね、ゆるく。なんちゅうたら良いんだろうな。まあ、アタシの部屋にちょっと遊びに来てもらったくらいの気持ちで、ゆるく届けられたらなって思いつつ。でも、あ、汚くないですからね?(笑)ちゃんと私のリアルな部屋はさておき、ちゃんと綺麗にステージを作っていただきますので、そこは安心していただいて。

 


■ごあいさつ

《雨宮》

というわけで、じゃあ、最後のご挨拶をしたいなって思います。みんな今日は本当にありがとうございましたー!

なんかね、すごい緊張していたんですよ、今日この上がってくる時に。なんか、私ってリリイベもしかしたら久々なのかな?そんな気しますよね。なんか、あまり最近ひとりで人前に出てない気がするんだよね。配信とかはあったりするけれど、こういう形でのリリイベがすごい久々だったので、ドキドキしていたんですが。でも、すごい面白くて。特にみんなのメッセージがすごく面白かったし、ちょっとね、辱めにあったりしましたけれども(笑)「TOXIC♡」のフェーズ2のね、音を聴いていただいて辱めにあったなって思いますけれど。でも、それと同時に、私も妥協せずに作った曲たちだなって思っているので、それが出来上がっていく過程を聴いてもらったりとか、それをエピソードとしてお届けできることってすごい嬉しことなんだなって思いました。

本当に、私が作詞作曲を続けていられるのって、もちろん自分が作詞作曲が楽しくて好きだって言うのもあるんだけれど、それこそ、みんなが「聴きたい」って言ってくれるからだなって思うんですよね。だってさ、始まりは「火花」を突然リサイタルでイタズラで披露したっていうのが私の「作詞作曲」の始まりなので。そこからスタート、例えば「Heart Note」とかもリサイタルで披露してからすぐにCDになんなかったけど、「CDにしてください」って届け続けてくれる声があったからこうして音源化したりして。なんか、単純なんだよ、私。褒められたり、「もっとやってほしい!」って言ってくれたら「えー、じゃあ、もっとやっちゃおー!」って感じでどんどん盛り上がって実際に実行に移すことができますので。

なんかさ、私がやってることってさ、気がついたらディナーショーもリサイタルもそうだけど、1から始まって2、3って続いていってるんですよね。なんか、それって、続いていくのって本当にみんなの力だなって思うので。おかげさまで「Theory」もいまのところ嬉しい感想ばかりいただいていますが、みんなが声を届け続けてくれたら、3とか4とかに続けていけたら嬉しいなって思いますので、引き続き応援よろしくお願いします!

今日はありがとうございましたー!


はい。

やっぱり「リリースイベント」は良いね。
近いレベルでお互いを大切に思い合う人たちが作るアットホームな空間が、やっぱりとても愛おしいなあと感じていました。

そうだなあ。

今回も雨宮さんが取り組んだことが『2』に続いて、とても嬉しかったのです。

「続いていくのって本当にみんなの力だなって思うので」と話してくれていましたね。

そう思ってくれるのは本当に嬉しいことだなあって思いつつ、まずやっぱり「1」が出てないと続いていかないわけで。

そういう「初めてのこと」に挑戦していく勇気がまずあって、始まったものだと思うし。

それから、僕らの声や感想を拾おうとしてくれる姿勢であったり、妥協なく真っすぐに届けようとしてくれることへの継続があったから、続いていったものだとも思うし。

ひとつのことを真っすぐ、自分で選んだものをずっと追及していくことは、どんな道でもやっぱりしんどいものであって。

自分にしかできないものや、自分にしか作れないものを作り出そうとするとき、誰の正解をなぞるのではなく、自分の方角を見つけようとするとき、そこに保証なんてないし、自分が自分で決めたその方角を信じることしかなくて。

「本当にこの方角でいいのか」という問いに何度も晒されながら、作り届け続けてくれているんだろうなって、届けてくれる言葉やお話を受け取りながら、勝手に思っていて。

創作が続いていくってことは、ずっとその作り出す苦しみやしんどさを引き受けてくれていることでもあるんじゃないかなって、勝手に思っているんですけれど。

だからそれは本当に、雨宮さんの力だなあと思うのだ。

その「信じる」っていう勇気が、できる限り、どんな日も陰ることがありませんようにと、祈っているんだけれど、世の中はそういう風にできていないので、陰ったり、信じられなくなってしまうこともあるんでしょうけど。

そこを私たちの声で後押しできているなら、それは本当に嬉しいことだなあと思うのです。

本当に、そうやって色々なことが続いてきたなあと思っていて。

そういうTheoryでやってこれた、続いてきた、ここまで流れてこれた、それは凄く幸せで美しいなあと思うのです。

んー。

そうだなあ、こう。

「Theory」という言葉を考えてみると、雨宮さんから受け取ってきたTheoryが、今の僕に本当に息づいているなあと感じるところであって。

雨宮さんから受け取った言葉や楽曲、演じたキャラクターたちが見せてくれた姿、そして雨宮さん自身の挑戦していくマインドや大切な人たちへの愛情といった姿、価値観。

間接的なところまで広げると、雨宮さんのお陰で出会えた人たちから学んだことも、その一端に含められるんだと思うけど。

だから、こう、なんだ、その。

あまり感情を言葉にするのが得意でないし、小っ恥ずかしいところではあるんだけれど。

あなたが届けてくれるものを受け取って自分の力にすることが、あなたと出会ってからずっと僕のTheoryだなあと思っています。

本当にありがとう。

ひゃい。

だぶん、そんなことを「Room Theory」でも書いていることだと思うんだけれど、今本当にその多幸感に包まれているから、衣で包んで焼き上げました。お塩でお召し上がりください。

えっと、なんだっけ。

そうだなあ。

私たちもまた、この先もどこかであなたの中にある何かのセオリーの一端になれていたら嬉しいですね。

お疲れさまでした!